本会会員は矯正歯科医ですが、日本歯科医師会の会員でもあり、地域の歯科医師会では公衆衛生事業などの活動に積極的に関与しております。また、矯正歯科治療を生業としているため成長期の児童に関わる機会が多く、会員の大半は学校歯科医として地元に密着した活動を続けております。
日本臨床矯正歯科医会として日本学校歯科医会との関係を構築したのは、平成20年11月横浜で行われた第72回日本学校歯科保健研究大会にて、「歯並びと噛み合わせのガイドブック」の配布を始めたことに端を発します。その「ガイドブック」は、広範囲に渡る矯正歯科治療の情報、その質の高さについて、日本学校歯科医会会誌に推薦文が掲載されました。その後、このガイドブックの縮小版を製作して、配布を続けてきました。
平成26年からは学術展示による情報発信を始めました。本会の学術研究内容を元に、第78回全国学校保健研究大会にて「上顎犬歯萌出異常による切歯歯根吸収の危険性」、第79回全国学校保健研究大会にて「上顎犬歯萌出異常による切歯歯根吸収の危険性–その臨床対応」と題して、学術展示による発表を行ってきました。平行して、東京都学校歯科医会大会にも同じ内容でポスター発表をしております。