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アライナー型矯正装置(マウスピース型矯正装置)でどんな歯並びでも治療することができますか?
Q. | アライナー型矯正装置(マウスピース型矯正装置)でどんな歯並びでも治療することができますか? |
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A. | アライナー型矯正装置(マウスピース型矯正装置)では推奨されない不正咬合があります。 |
推奨されない症例とは?
公益社団法人日本矯正歯科学会では「アライナー型矯正装置による治療指針」の中に推奨されない症例が記載されております。
【推奨されない症例】
1) 抜歯症例
2) 乳歯列期、混合歯列期で顎骨の成長発育や歯の萌出の正確な予測が困難な症例
3) 骨格性の不正を有する症例
日本臨床矯正歯科医会では、「カスタムメイドのアライナー型矯正装置(マウスピース 型矯正装置)に対する本会の見解」をまとめておりますので、まずはご一読ください。
またYouTube「アライナーの真実」も公開しておりますので、ぜひご覧ください。
マウスピース型矯正装置を使用するメリットもありますが、患者の使用状況に治療結果が大きくが委ねられ、また、歯の移動範囲も限られていることから、予想外の治療経過をたどることや、目標とした治療結果が得られないことがあります。
そのため、治療を担当する歯科医師には、治療を開始する前に適切な検査・診断を行い、マウスピース型矯正装置の適応症であるかを見極めることができる知識、経験、技能が必要となります。
さらに、もし目標とした治療結果を達成できないような場合に、治療状態の修復と再度治療目標を達成するために、マルチブラケット装置による治療方針の変更が必要となるため、マルチブラケット装置による治療技術を習得した歯科医師によって、マウスピース型矯正装置の治療をされることをお勧めいたします。
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