Vol.04 第7回「ブレーススマイルコンテスト」受賞者トーク
「歯を見せて笑うことに抵抗がある」「歯磨きがしづらくてむし歯が多い」「前歯でものが噛み切れない」…。咬み合わせや歯並びに問題があることで生じる、さまざまな支障。なんとかしたいと思いつつも、急を要すものではないからと、治療のための行動をつい先延ばしにしている人も少なくないのではないでしょうか。実際、治療には何らかのきっかけが必要なようです。
では、実際に治療を始めた人たちは、どのような”きっかけ”があったのでしょうか。「第7回ブレーススマイルコンテスト(以下、ブレスマコンテスト)」の受賞者の皆さんに、「はじめの一歩」を踏み出した理由についてうかがいました。
■歯並びの悩み:
前歯同志が当たって咬みにくい
■治療期間:2年11カ月
当初は非抜歯でスタートしたものの、ご本人の希望で途中から抜歯治療に変更。治療では上顎のみ舌側に装置をつけ、仕上げはご本人の希望により約6カ月間、唇側からの治療を実施。2012年1月にブレースを撤去し、現在、保定開始2カ月目。
“いつの間にか”キレイになった友人に触発されて
増井美千代さん(熊本県在住/36歳)
私の場合、学生時代からの友人に影響されたのが、直接的なきっかけですね。あるとき、彼女の八重歯がなくなって、歯がきれいに並んでいるのに気づいたので「どうしたの?」と聞いてみたんです。そしたら「矯正しているんだよ」って。いつの間にか、歯の裏側に矯正装置(ブレース)をつけて治療していたんです。びっくりしました。そういう方法があるのを知らなかったので(笑)。
当時の私は前歯がしっかり噛み合わなくて、上下の歯が先端であたっているような状態。下の歯列もデコボコでした。そんな自分の口もとが気になってはいたのですが、治療して治そうとまでは思ってもいませんでした。それが友人のキレイに並んだ歯を見て、一気に気持ちが治療に向けて動き出して(笑)。こんなに口もとの印象が変わるのなら、しかも誰にも気づかれずに裏側から治療できるのなら、治したい! 治そう! って。それでさっそくその友人が通っている矯正歯科を紹介してもらって、歯の裏側からの矯正治療をスタートしたんです。治療の成果が目の前にあったので、気持ちが決まってからは迷いがありませんでしたね。
■歯並びの悩み:過蓋咬合
上下前歯の正中のズレ、顎関節雑音
■治療期間:2年6ヵ月
(現在、保定期間中で、4ヵ月に一度通院
咬み合わせが深く、上あごの咬合平面が左右に傾斜していることで下あごが偏位し、上下の前歯の正中がズレて、大臼歯関係が左右で異なっていた。そこで治療では、咬み合わせの高さを整え、正中のズレと顎関節症状の改善を図った。
今だ!と思えたときが、きっとベストな時期です
惣司(そうつか)友衣子さん(長崎県在住/29歳)
私は結婚するまで、京都の矯正歯科医院で歯科衛生士をしていました。私自身、咬み合わせが深くて前歯が出ていたので、キレイになっていく患者さんを見ながら、いつか自分も治療を受けよう、キレイな歯並びになろうとずっと思っていたんです。でも、独身の頃はいろんなタイミングが合わなくて、なかなか最初の一歩が踏み出せなくて。結局、自分自身の治療について具体的に考えられるようになったのは、結婚して歯科衛生士という仕事を離れてからでした。
結婚後は九州に住むようになったのですが、せっかく治療するなら自分が一番信頼できるクリニックで受けたいと思いました。それは私の場合、自分が勤めていた矯正歯科だったんです。先生も信頼できるし、歯科衛生士も患者さんのことを考えて仕事していることをよく知っていましたから、あそこなら安心してお任せできると。そんな気持ちを夫に話すと「物理的な距離よりも、精神的な距離が近いところで治療するのが僕もいいと思う」と賛成してくれたので、思い切って長崎から京都まで飛行機で通院することにしました。
もっと早く治療していればよかったとは思いますが、物事にはタイミングもあるので、実行できるときがベストな時期なんだと思っています。
■歯並びの悩み:叢生(乱ぐい歯)
■治療期間:1年7カ月(一次治療)・
約2年半予定(二次治療)
現在、下顎にまだ少しデコボコが残っており、それがキレイに並んだらブレースを外す予定。期間にすると、あと2~3カ月といった段階。
海外でも通用するキレイな歯並びを目指したい
小島千奈さん(岐阜県在住/15歳)
私は小さいときからあごが細くて、乳歯のときからデコボコしていたので、「時期がきたら矯正しようね」って両親から言われていました。私は小さかったので矯正がどんなものかよくわかりませんでしたけど、よく家族から矯正治療のことを言われていたせいか、悪い歯並びは治したほうがいいんだなって自然に思っていました。どうして両親がそんなに矯正治療に熱心だったかというと、お父さんがよく海外出張に行くんです。欧米は歯並びのいい人が多いので、お父さんも私の歯並びを気にしていたみたいです。
矯正歯科で治療を始めたのは、小学1年のときからです。近い将来、海外に住むかもしれないから、日本にいるうちに治療しておこうということで、お母さんがまわりの人の評判を聞いたり電話帳で調べたりして、車で通える範囲にある4軒くらいの矯正歯科に相談に行きました。私はそのときのことをよく覚えてないんですが、お母さんは先生から治療内容を説明してもらって、一番納得できたところに決めたようです。
■歯並びの悩み:叢生(乱ぐい歯)
■治療期間:
2009年9月に検査・診断
上下左右の第二小臼歯を計4本抜歯して、治療を開始。上顎大臼歯の固定源にTADs(インプラントアンカー)を使用。現在、正中線を補正するなど、治療の最終段階。
娘と一緒なら、支え合っていけるから
須藤大祐さん(宮城県在住/37歳)・彩乃さん(10歳)
高校卒業の頃から歯並びが悪くて歯磨きがちゃんとできないため、むし歯が多く、歯科医院との縁は切れませんでした。その頃から歯並びがコンプレックスになって、笑顔で写真に収まることに抵抗がありました。ですから、矯正治療をしてすっきりした口もとになりたいという思いは、ずっとありましたね。でも、仕事をして家庭をもって、という中で、なかなか治療する踏ん切りがつかなかったんです。
そんなとき、娘の彩乃が学校の歯科検診で咬み合わせをチェックされたことで、矯正治療というものが身近に迫ってきました。そこで「それなら二人で一緒に治療するか!」と、娘と一緒に矯正治療を始めることにしたわけです(笑)。矯正治療は歯が動くときに痛みがあると聞いていたので、二人同時に治療すると、お互いに支え合っていけるのでいいのではと。治療先を決めるにあたっては、通っている歯科医からの推薦はありましたが、自分が実際にそのクリニックを訪ね、先生の説明やスタッフの印象などを総合的にみて判断しました。やはり納得できるかどうかを大切にするのが重要だと思いますね。
Vol.04 第7回「ブレーススマイルコンテスト」受賞者トーク
弱い力をかけ続けて、ゆっくりと歯を動かしていく矯正歯科治療。物理的な矯正力が体の負担にならないよう、治療は数年かけて行われます。人生の中での数年間は、わずかな期間。それでも治療中にはさまざまな変化が起こるものです。
受賞者の皆さんも、ブレスマコンテストの受賞を始め、治療前には思ってもいなかった”うれしい”変化があったよう。いったいどんな変化でしょう?
★応募写真について
2番目の子が不思議そうにブレースをさわった瞬間を、夫が撮ってくれました。このときすでに、おなかに3番目の子どもが宿っていたんですよ。
最優秀賞:「1番のスマイルをあなたに!」
>>写真をクリックすると、大きな写真と受賞コメントが現れます。
矯正治療に対する意識が変わりました!
増井美千代さん
治療中の変化はたくさんありました。何と言っても大きいのは、治療前からつきあっていた彼との結婚、妊娠、出産ですね。治療期間の最後には3人目の子どもも授かりました。自分の生活も大きく変わりましたが、こういう変化が始まる前に治療できたのはよかったと思います。
それと、変化といえば自分自身の矯正に対する意識の変わりようも大きいですね。最初はまわりの人に治療していることを気づかれたくないから歯の裏側にブレースをつける”見えない矯正”を選んだのに、治療が進むうちに、気づいてもらえないのがつまらなくなってきて、「私、今矯正してるの」って自分から話すようになりました(笑)。
受賞した写真にはブレースが写っていますが、あれは歯並びを最後に微調整するために短期的に前からブレースをつけたときに撮ったもの。先生から「微調整する方法として、歯の表側にブレースをつけるのと、取り外しのできるポジショナーという装置をつけるのと2つあるけど、どっちがいい?」と聞かれて、迷わず「表側からのブレース」と答えました。歯並びがキレイに整っていく中で、ブレースはだんだん体の一部になっていって、つけているのは恥ずべきことじゃないと思えるようになったんです。そして、最後にはブレースがついた写真でコンテストに応募して、最優秀賞までいただくことに(笑)。そんな自分の意識の変化にびっくりしています。
★応募写真について
矯正歯科医院に置いてあった募集チラシを見て、自分のいい治療記録になればと思い、実家で撮った写真で応募しました。まさか賞がいただけるなんて思ってもいませんでしたが、治療中けっこうがんばったので、その努力が認められたようでうれしいです。
患者さんの気持ちを知ることができました!
惣司(そうつか)友衣子さん
私も治療中に妊娠・出産を経験しました。子どもは欲しいと思っていたので妊娠したのはうれしかったし、治療中だからといって特別大変なことはなかったのですが、歯が動いて痛みがあるときに鎮痛剤が飲めないのだけは少しつらかったですね(笑)。
治療中の変化という点では、矯正治療を患者の立場から経験できたのが自分にとって大きな気づきとなりました。もともと歯科衛生士をしていたので治療の流れや方法はわかっていたつもりですが、実際、患者になってみると新しい発見がいろいろあったんです。そのひとつが、ブラッシング。大人であれば説明を聞いてできると思いますが、小さいお子さんの場合は、その通りに実行するのは難しいだろうなと改めて思いましたね。
私は大人ですから、むし歯をつくらないよう、毎日2列の細い歯ブラシやワンタフトブラシなど、衛生士時代に扱っていたアイテムをフル活用して歯磨きしました。外出先にも、気になったらすぐ磨けるよう歯ブラシと歯間ブラシを持参したり、すぐ磨けない場合に備えてつまようじを持ち歩いたりして、元歯科衛生士として恥ずかしくないようお手入れに励みました。
★応募写真について
去年の夏、旅行先でお母さんに撮ってもらいました。
(お母さま)
2010年8月、旅行先の北海道で撮影。この笑顔はコンテスト用ではなく、滅多に食べることのできない大好物の夕張メロンを前に、つい出てしまった満面の笑みです。普段は、カメラを向けると作り笑いになりがちですが、カメラやブレースをまったく意識していない笑顔が、両親の一番のお気に入りです。
海外に住んで、歯並びの大切さを実感!
小島千奈さん
小学4年から6年までの3年間、お父さんの仕事の都合で、ロンドンで暮らしたことが大きな変化かもしれません。ちょうど経過観察の時期だったので、ロンドンでは矯正歯科に通わず、お母さんがメールで日本の先生に相談したり、一時帰国するたびにクリニックに行って歯並びをチェックしてもらっていました。ロンドンでは矯正している子も多かったし、やっぱり歯並びって大事なんだなって思いました。
本格的にブレースをつけた治療が始まったのは中学に入ってからで、あと数ヵ月で終わる予定です。早く終わるといいなあ。今はもうブレースにも慣れてカタイものでもガムでも何でも食べられますけど、歯が動く痛みがあるとき(毎月の通院後2~3日)はパンを食べるのもつらいので(笑)。そんなとき、友達が目の前で私の好きなものを食べていたりすると、いいな~って思っちゃいます。ただ、痛いって言っても眠れないくらいじゃないし、何日か経ったら痛みが収まるのがわかってるから平気。痛いときはお母さんにスープとか噛まずに済むお料理をつくってもらって、がんばって乗りきっています!
★応募写真について
毎朝、娘と一緒に家を出るんです。この写真は家を出る前、玄関先で撮ったもの。コンテストの締め切り直前だったので、撮ってすぐに応募しました。
大震災の混乱の中、絆の大切さを再認識!
須藤大祐さん
宮城県に住んでいるので、治療中印象に残っているのは、やはり東日本大震災ですね。ちょうど去年の2月上旬に、上の前歯を後ろに動かすために上あごにインプラントアンカーを入れたんです。その術後1ヵ月というタイミングで大震災が起こりました。
治療中、特に術後は口の中を清潔に保たなければいけないのに、当時は歯磨きもろくにできない状態。月に一度の通院予定日が迫っていたこともあり、矯正歯科の先生に無理を言って、震災直後の混沌とした状況の中、口の中の清掃といつものワイヤー調整をしていただきました。当時は、電気は復旧してもガスが通っていなかったので、いつもの温水ではなく、水での口腔内清掃となりました。その水の冷たさが、当時の思い出として強く残っていますね。幸い、娘のほうは通院予定日がずれていたのと治療内容が違うので、緊急で診ていただかなくても済みました。
そんなこんなで一時は大変でしたが、熱心な先生のおかげで僕も娘も無事治療を続けることができています。大変な時期と重なったからこそ、治療がもたらしてくれた人との絆や、まっすぐな歯を、親子ともども大切にしていきたいと思っています。
Vol.04 第7回「ブレーススマイルコンテスト」受賞者トーク
すでにブレースが外れ、今は整えた歯並びをその場で保つ保定期間中の増井さんと惣司さん、そして、もうすぐ治療が終わる須藤さんと小島さん。 それぞれの立場から、キレイな歯並びに託した未来への思い、治療を受けて変わったと思う点など、明るい将来に向けたメッセージをうかがいました。
「矯正治療っていいよ」って、みんなに知らせたい!
増井美千代さん
歯並びをよくするには、歯を削ったり抜いたりして、時間をかけずに簡単にできる方法もありますが、私は時間がかかっても自分の歯を根っこの部分からまっすぐに整えていく矯正治療を選んで本当によかったと思っています。治療を始める前は矯正がどういう治療か知りませんでしたし、自分が数年かけて歯を治すなんて思ってもみませんでした。でも、治療を始めて歯が整っていくにつれて、自分の歯がいとおしく思えて、大切にしたいと思うようになりました。治療してよかったと自信をもって言えるので、まわりで歯並びに悩んでいる人がいたら、矯正をすすめたいですね。私は33歳から治療を始めましたが、スタートするのに遅すぎるなんてことはありませんから。
自分の子どもの歯並びに問題があればどうするか? もちろん、治療を受けさせてあげたいと思います。
「矯正治療っていいよ」って、みんなに知らせたい!
惣司(そうつか)友衣子さん
歯科衛生士をしていたときは、たくさんの患者さんがキレイになっていくのを見ると、正直、うらやましいな、自分も同じようになりたいな、という思いがありました。ですから、念願の矯正治療で歯並びがキレイになったのは本当にうれしいことです。
以前は、歯並びだけではなく顎関節に痛みもあり、口が開きづらいという機能的な問題も抱えていました。そんな不調も、咬み合わせがよくなったおかげでほとんど感じなくなりましたね。そう考えると、治療は見た目だけではなく、健康のためにもよかったんだと思えます。主人も、「口だけみるとセレブだね」って褒めてくれるんです(笑)。そう言われると、私のうれしさも倍増。治療してよかった! と心から思えます。これからはリテーナー(保定装置)もきちんと使って、一生キレイな歯並びを保ちたいと思っています。
「まっすぐな歯並びで思いっきり笑いたい!
小島千奈さん
まだブレースはとれていませんが、以前のガタガタした歯並びがすっきりキレイに並んだので、ブレースをつけた状態でも思いっきり笑えるようになりました。そこは以前と全然違う点です。治療していると痛みがあったり、歯磨きが面倒だったりしますけど、今となっては治療してよかった。ブレースがとれたら何がしたいか、ですか? うーん、なんだろう。やっぱり思いっきり笑いたいです。ブレースのないキレイな歯で(笑)。
娘と一緒に笑顔の写真をたくさん撮りたい!
須藤大祐さん 治療前は笑顔の写真を撮られるのが苦手でしたけど、今は気にならなくなりました。逆に、写真となるとつい笑顔になってしまう(笑)。この違いはかなり大きいと思いますね。あと、以前は咬み合わせが悪かったこともあって、無意識のうちに歯をかみしめて、歯ぐきがうずくこともあったのですが、治療してそれもなくなりました。そういう部分のストレスが解消されたので、対人面でのコミュニケーションにもいい変化が出ているのではと思います。
娘の治療は発育に応じてこの先もまだ続きますが、ひとあし先に終わる自分としては、これからも娘の治療を見守っていくつもりです。そして、二人揃ってブレースがとれたら、そのときにはまた同じように二人で笑顔の写真をたくさん撮りたいですね。
咬み合わせがよくなって、
ラーメンだっておいしく噛んで食べられます!
受賞した写真はお昼ご飯のシーンです。私の歯並びは「開咬(かいこう)」といって歯を噛み合わせても上下の前歯が噛み合わない状態だったので、前歯で麺が噛み切れなかったんです。不便でしたけど、矯正治療をしようとは思っていませんでした。矯正ではなく、ひどいむし歯になった奥歯を抜いてブリッジかインプラントをしてもらおうと一般歯科に行ったところ、矯正治療をすすめられたのが最初です。紹介された矯正歯科に行くと、奥歯にむし歯が多いのは咬み合わせが悪いのが原因だと言われました。そして、開咬をきちんと治すには外科手術と組み合わせた矯正治療が必要だとすすめられたんです。
矯正歯科の先生は32本ある歯を人間にたとえて「32人の従業員のうち、半分しか働いていなかったら、その会社はどうなると思う?」っておっしゃいまして(笑)。私の口の中は、ちょうどそんな状態だったんです。それできちんと治す決心をしました。手術は去年の6月に無事終了し、今は術後の矯正中。あと半年くらいでブレースが外れる予定です。ブレースがとれたら? まっすぐな歯を思いっきりブラッシングしたいですね(笑)。
Vol.04 第7回「ブレーススマイルコンテスト」受賞者トーク
矯正歯科専門開業医の団体、日本臨床矯正歯科医会の主催で2005年から毎年行われているブレスマコンテスト。7回目を迎える今回は、「日本を支えるあなたの笑顔」をテーマに、2011年7月から作品を募集しました。その結果、寄せられたのは7歳から63歳までの幅広い年齢層からの183作品。応募期間終了後、日本臨床矯正歯科医会のメンバーと協賛企業の投票による1次審査と2次審査を行い、優秀賞3作品と東日本大震災被災地へのエールを込めた特別賞と優秀コメント賞、大阪大会賞が選ばれました。
そして、優秀賞3作品の中から最優秀章を決定する最終審査が行われたのが、表彰式前日。会場となった大阪国際交流センターの壁面には最終選考に残った作品がずらりと展示され、多くの人の注目を集めていました。
ベストコメント賞に輝いた福島県在住の岡村日向子さんはあいにく表彰式には欠席となりましたが、『笑顔で恩返し』というタイトルの受賞作品とコメントが会場のスクリーンに大きく映し出されると、たくさんの温かい拍手がわき起こりました。
最初は少し緊張ぎみだった受賞者の皆さんも、表彰式の進行とともに、だんだんリラックスした表情に。主治医の先生やスタッフの皆さん、そして表彰式に同行したご家族らが受賞者を囲んで記念撮影する頃には、和気あいあいとした雰囲気となりました。
皆さん、本当におめでとうございます!
ブレスマコンテストはこれからも毎年開催され、2012年の夏には第8回目の応募が始まります。今、治療中の方も、これから治療を始める方も、このコンテストへの応募を矯正歯科治療中の思い出のひとつにしてみてはいかがでしょう。