第13回「ブレース スマイル コンテスト」受賞者インタビュー|vol.20 第13回ブレスマレポート:トレンドウォッチ:本会の活動・ニュース|質の高い矯正治療と安心の提供に努める矯正歯科専門の開業医団体「日本臨床矯正歯科医会」

第13回「ブレース スマイル コンテスト」受賞者インタビュー

第13回「ブレース スマイル コンテスト」最優秀賞 受賞者INTERVIEW

最優秀賞 坂本珠里さん

–受賞した写真について教えてください
「あの写真は、大学のよさこいサークルでお祭りに参加したとき、まわりの方が撮ってくださったものです。歯がキレイに見えていて躍動感があるので、この1枚を選びました。よさこいのサークルでは全国各地に行って踊ります。踊りも曲も衣装もすべてメンバーでアイディアを出し合ったオリジナルなんですよ。この踊りの魅力は、ずばり笑顔。こちらが思いっきりの笑顔で踊っていると、それを見ている方も笑顔になってくれるんです。その連鎖が感じられると、嬉しいですね」

最優秀賞『踊る!よさこいスマイル♬
』

–矯正歯科治療を始めた理由は何ですか?
「治療する前は前歯が出ていて、自分の横顔がキライでした。歯並びに対するコンプレックスは小学生の頃からあったと思います。友達と話しているときは普通に笑ったりするのですが、横顔を写した自分の写真を見ると気になって……。中学に入ってから、やっぱり治療したいと思い、自分から両親に相談しました」

–治療期間を振り返って今思うことは?
「通っていた一般歯科から紹介された矯正歯科に初めて行ったのは、高校1年生のときです。覚悟はしていましたが、最初にブレースをつけたときは痛かったですね(笑)。でも、歯が動いてキレイになっていくための痛みだし、だんだん慣れました。治療を始めてから実家のある広島を離れ、香川の大学に通うことになったのですが、実家への帰省も兼ねて転医せずに同じ矯正歯科に通いました。月1回の通院には時間がかかりましたが、逆にそれで帰省できたので嬉しかったです」

–今年の成人式はいかがでしたか?
表彰式でのインタビューで、歯並びの大切さを話す坂本さん
「ブレースがはずれる少し前に成人式があったんです。本当ははずした状態で迎えたかったのですが、どうしても間に合わなくて。振袖姿で式典に参加した際、ブレースをつけている私を見て、久しぶりに会った友人や中学時代の先生が『キレイになったね』と言ってくれたのは嬉しかったですね。式当日はブレースありの笑顔、そしてブレースがとれてから撮影する後撮りではブレースなしの笑顔と、2種類の記念写真ができるのも、この『ブレスマ』最優秀賞の受賞とともに、将来いい思い出になりそうです」

–ブレースがはずれた今のお気持ちは?
「私の場合、歯が本来の位置に並ぶまでには4年弱かかりました。その間、ずっとブレースをつけていたせいか、先月(2018年1月)末にとれたときは、逆に違和感がありましたね。でも、舌で歯の表面をさわるとツルツルしていて、「ああ、終わったんだなあ」と思うと、嬉しくって。鏡で自分の歯を見て、キレイな歯並びになっているのを見ると、また嬉しくて。もう、嬉しいしか言葉がありません(笑)」

–治療したことでどんな変化を感じますか?
「以前は前歯が出ていたので唇を閉じにくかったのですが、今では自然に口を閉じることができます。何よりも自分の笑顔に自信ができたし、大きな声が出せること、なんでも美味しく食べられることも嬉しい変化です。これからは、治療をやり終えたという達成感とともに、体育の先生になるという人生の目標に向かって進んでいきたいと思っています」

最優秀賞 坂本珠里さん

主治医より

苦労して治した歯を、長く大切に!
渡辺矯正歯科 渡辺八十夫先生

珠里さんが最優秀賞をとったと聞いて、驚きと喜び、そして彼女ならとれるだろうという納得の気持ちがわき起こりました。珠里さんは真面目で優秀なお嬢さんです。大学生になってご実家を離れてからは、通院に1時間以上かかるようになりましたが、定期的にきちんと通ってくれました。珠里さんの治療に際しては、あごに安定した状態で歯を並べるために、治療前に4本抜歯し、上あごの奥にアンカースクリューを埋め込んで後方けん引していきました。現在は動的治療が終わり、動かした位置で歯を安定させる保定期間に入っています。今日、キレイな歯並びでステージに立つ彼女を見て、本当に感動しました。
珠里さん、苦労して治した歯並びを大切に、これからも定期的に通院してくださいね。


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