2009年8月27日(木曜日)、日本臨床矯正歯科医会による”市民セミナーin名古屋”が名古屋市の星ヶ丘三越8階催事場にて開催されました。
日本各地、全8か所で行われた全国広報キャラバンも、この名古屋が今年最後の開催地となりました。
今回の市民セミナーは例年とは異なり、オープンスペースを利用した、どなたにも事前登録無しに、自由に参加していただけるという新しい試みのもと、開催されました。
テーマは『聞いてみよう!歯並びの悩み、矯正歯科治療のこと』。
当日は30度を超す気温の中、開場とともに沢山の方にお越しいただきました。また、インフルエンザが再流行しているさなかのため、手の消毒を率先して行っているお子様の姿に、お集まりいただいた方々の健康意識の高さを感じました。
メイン会場では11時、13時30分、15時30分と3回にわたり東京歯科大学歯科矯正学講座の宮崎晴代先生による『ご存じでしたか?8020達成はよい歯並びから』という講演を行いました。
実際に80歳で20本以上の歯を維持されている方の美しい歯並びの写真が60インチのモニターに映し出されると、会場からは驚きの声が聞かれました。
年齢を重ねても自分の歯でいられる事の重要性、そしてそれがいつまでも若さを保つ秘訣、『アンチエイジング』としての効果があるというお話しに、会場の皆さまが食い入るように宮崎先生のお話に耳を傾けてみえました。
そして、10時から行われました『専門の先生に聞いてみよう!!歯並びの悩み、矯正歯科治療のこと』では、無料相談コーナーとして18人の矯正医が、お集まりいただいた148組の相談者に、歯並びのお悩みについてのアドバイスを行いました。
「普段から歯並びは気になってはいるものの、どこに相談したら良いのかわからなかった」や「矯正歯科治療にかかる期間や費用が知りたい」といったご質問を多くいただきました。
矯正歯科専門の先生による的確な答えを聞かれ、皆さま納得の笑顔でお帰りいただけました。
各会場のイベントコーナーを結ぶ通路には、新たに作製された矯正歯科治療についてわかりやすく解説されたタペストリーが掲示されました。
それら1枚1枚に、多くの方が足を止め、真剣な眼差しで読んでみえました。
また、協賛企業のコーナーでは本物の歯科矯正装置や、実際に矯正歯科治療に使われている材料に直接触れていただきました。
なかには形状記憶合金の『冷やすと曲がり、温めるとまっすぐになるワイヤー』に驚きとともに興味いっぱいの笑顔を見せて下さったお子様もみえ、とても印象的でした。
今回、353名という多くの市民の方々にお越しいただけた事、そして矯正歯科治療についての認識を深めてお帰り頂けました事に感謝致します。