2016年12月8日
第12回ブレーススマイルコンテスト受賞作品発表
~最優秀賞は、掛須 悠由さん『地震なんかに負けないぞ』~
公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会
矯正歯科専門開業医の全国組織である日本臨床矯正歯科医会(会長:富永雪穂)では、矯正歯科治療中の方を対象とした笑顔のフォトコンテスト「第12回ブレーススマイルコンテスト」の受賞作品を決定しました。
今回は、「ただいま矯正治療中! とっておきの笑顔」をテーマに、全国の3歳から54歳までの幅広い年齢層から310作品と多くの応募がありました。第1次選考、第2次選考と厳正な審査の結果、「最優秀賞」に輝いたのは、熊本県在住の掛須 悠由さん(11歳)の『地震なんかに負けないぞ』でした。また、「優秀賞」には、小木戸 胡春さん(広島県在住)と飯伏 莉沙さん(大阪府在住)、そして、大会賞には村上 のの子さん(千葉県在住)が選ばれました。なお、表彰式は、2017年2月22日(水)にヒルトン成田(千葉県成田市)で開催いたします。
最優秀賞『地震なんかに負けないぞ』 掛須 悠由さん(熊本県在住)

熊本地震後に自宅前で撮影。被害は大きかったけど歯並びも街並みも綺麗にする事を目標に兄妹で力を合わせてニッコリ笑顔で頑張るぞ。
優秀賞『夏のアスレチック』 小木戸 胡春さん(広島県在住)

治療を始めた頃は心配も多かったですが、とても前向きに頑張っています。大声でよく笑う子です。
優秀賞『自慢の矯正装置』 飯伏 莉沙さん(大阪府在住)

コンプレックスだったわたしの歯並びを綺麗にしてくれた、自慢の矯正装置。最初は抵抗があったけれど、いつの間にか人の目が気にならなくなりました。今では夢の国でだって、大きく口を開けて笑えます!
大会賞『自慢の笑顔』 村上 のの子さん(千葉県在住)

矯正治療を始めて2年以上経ちました。写真を見て振り返ると、きれいな歯並びになったと感じます。自分の笑顔と歯を見ると嬉しくて、鏡を眺めることが日課になっています。治療が終わる日がとても楽しみです。
第12回ブレーススマイルコンテストの概要 | |
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1 テーマ | 「ただいま矯正治療中! とっておきの笑顔」 |
2 募集期間 | 2016年6月1日(水)から8月31日(水)まで |
3 応募条件 | 応募者が矯正歯科治療中の方 |
4 表彰式 | 2017年2月22日(水) ヒルトン成田(千葉県成田市) |
5 応募総数 | 310作品 |
6 賞 | 最優秀賞1作品 優秀賞2作品 大会賞1作品 |
7 主 催 | 公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会 日本歯科矯正器材協議会 |
第44回日本臨床矯正歯科医会大会・千葉大会のご案内
公益社団法人・日本臨床矯正歯科医会(会長 富永雪穂)は第44回日本臨床矯正歯科医会大会・千葉大会(大会長 土屋 俊夫)を平成29年2月22日・23日水・木)の両日、ヒルトン成田にて開催いたします。
今大会のテーマは「成長期の不正咬合を考える~連携の新しい形~」です。大会テーマに基づいた臨床セミナーや、矯正臨床の重要課題を採り上げた当医会ならではの多彩なプログラムはもちろん、スタッフプログラムにおいては昨年に続きラウンド・テーブル・ディスカッションも企画しました。ぜひ医院のスタッフ皆様でご参加ください。
【開催日時】平成29年2月22日(水)・23日(木)
大会・懇親会会場:ヒルトン成田
(JR成田駅、成田空港からシャトルバス15~20分)
〒286-0127 千葉県成田市小菅456
TEL:0476-33-1121
会場へのアクセス等は以下のホームページにてご確認ください。
>>http://hilton-narita.ishinhotels.com/
【主なプログラム】(予定)
○シンポジウム(支部企画) 2月23日(木)13:40~15:40 座長:土屋 俊夫
『学校歯科健康診断、歯列・咬合・顎関節の事後措置における地域連携を考える』
コーディネーター 黒田 敬之先生(東京医科歯科大学名誉教授)
パネリスト
① 『咀嚼機能の向上』 中村 道先生(高橋矯正歯科診療所 所長)
② 『学校における歯科保健の未知なる分野』小縣 雅子先生(千葉県印旛郡市養護教諭会会長)
③ 『渋谷区における地域連携をふまえた組織づくり』坂本眞理子先生(前渋谷区歯科医師会会長)
○臨床セミナー(学術企画) 2月22日(水)15:10~17:10 座長:三戸 天元
『骨格性上顎前突の早期治療について考える その1-骨格性下顎遠心咬合の早期治療は有効か-』
稲毛 滋自会員(学術委員会)
『上顎前突の早期治療は有効か』
末石 研二先生 (東京歯科大学歯科矯正学講座教授)
○招待講演 2月22日(水)17:20~18:00、18:00~18:40 座長:井上 裕子
『Move teeth beyond boundary』Dr.Kelvin, Wen-Chung Chang(Taiwan Association of orthodontists)
『Achieving better esthetic results in bimaxillary protrusion treatment』Dr. Jae-Man Hyun(Korean
Society of Orthodontists)
○会員発表(アンコール賞受賞発表) 2月22日(水)10:10~11:20 座長:小林 聡
『小下顎症の矯正歯科的治療の過程で重度の閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)が改善された症例』
池森 由幸会員(東海支部)
『咬合崩壊をしている成人High angle症例』 堀内 敦彦会員(甲信越支部)
『下顎前歯に咬合性外傷の見られた重篤な過蓋咬合のtwo incisors症例』 府川 彰久会員(静岡支部)
◯スタッフプログラム
①スタッフプログラム1 2月22日(水) 10:10~11:40 座長:坂本 紗有見
『身体からアプローチするカウンセリング心理学』真織 由季氏(BTU バランスセラピーuniversal/
武蔵小杉教室教室長 ストレスケアカウンセラー 元宝塚歌劇団)
②スタッフプログラム2 会員診療所スタッフ講演 2月22日(水)12:40~13:40 座長:佐奈 正敏
1)『審美的要求の高い患者に対する当院の試み-美しいスマイルのために-』斎藤絵里子(はしば矯正歯科)
2)『矯正歯科スタッフが知っておきたいMFT(口腔筋機能療法)』橋本 律子(大野矯正クリニック)
3)『矯正歯科医院におけるプロフェッショナルクリーニングシステム』佐藤朱美(岡下矯正歯科)
③スタッフプログラム3 2月22日(水)14:50~16:00 座長:野村 聡
『成長期の子どもたちを健やかに育てるために私たちが出来ること
‐その子ども本来のカタチに近づけるために‐』
小川 晴也会員(中四国支部)
④スタッフプログラム4 2月22日(水)16:30~17:20 司会:深井 統久
スタッフラウンドテーブルディスカッション
☆TC(2題)
1)『初診カウンセリングでのトリートメントコーディネーター(TC)の役割』中谷 藍(岡下矯正歯科)
2)『当院がトリートメント・コーディネーターを導入した理由-これから導入しようとお考えの皆様へ-』 永井 佑奈(かわぐち矯正歯科)
☆MFT(3題)
3)『スマイルトレーニングを含めたMFTの導入方法』 山本 舞子(ふなき矯正歯科)
4)『Visual feedback効果を用いた口蓋への舌の位置について』
山地 加奈(こうざと矯正歯科クリニック)
5)『口腔筋機能療法(MFT)のここが知りたい-Q&A- 』
石野由美子(二子玉川ガーデン矯正歯科)
☆チームワーク(1題)
6)『新人衛生士教育のポイント』 堂園 葉月(木下矯正歯科)
☆技工(2題)
7)『床矯正装置の製作方法-基本構造とその応用-』 更科 綾(たけうち矯正歯科クリニック)
8)『矯正歯科における院内技工士の役割』 山本 孝教(岡下矯正歯科)
☆口腔衛生(2題)
9)『矯正治療中の口腔ケア-患者のモチベーションアップの秘訣-』
清水 成美(銀座並木通りさゆみ矯正歯科クリニック)
10)『年齢や症例別の歯ブラシ選び」 常吉いすず(のぶしま矯正歯科)
☆その他(6題)
11)『ブラケット除去後の歯面のボンディング材除去について』
岩崎のぞみ(アルファ矯正歯科クリニック)
12)『上手な印象の取り方・上手な写真の撮り方.皆さんはどんな工夫をしていますか?』
大神田美紀(ドモン矯正歯科)
13)『処置中に患者さんに苦痛を与えている行為とその対策』
川上沙耶華(のむら矯正歯科)
14)『広げよう新人歯科衛生士の輪』 金高 由香(のむら矯正歯科)
15)『患者さんの安全確保は大丈夫ですか?-医院の感染対策を見直そう-』
片山 章子(銀座並木通りさゆみ矯正歯科クリニック)
16)『チーム力のあるスタッフを目指そう!!』丸岡 恭子(三田矯正歯科医院)
☆コミュニケーション(3題)
17)「トラブル防止を目的とした「情報収集・共有」のシステム化」
石川 陽子(木下矯正歯科)
18)『患者様へのホスピタリティーとコミュニケーションについて』
藤内悠起子(表参道高柳矯正歯科)
19)『成長期の子どもたちを健やかに育てるために私たちが出来ること』
小林 純子(小川矯正歯科)
そのほか、学術展示、症例展示,商社展示、企業プレゼンテーション、ブレーススマイルコンテスト表彰式、懇親会が予定されています。
■ 大会参加費:(事前申込み平成29年2月13日まで/2月3日以降)
会員外大学関係者: 5,000円/6,000円
会員外: 10,000円/11,000円
■ 懇親会: 6,000円/7,000円
第44回日本臨床矯正歯科医会大会・千葉大会では、従来のファックスによる参加申込みと併用して、Web上からの参加申込を実施いたします(口腔保健協会構築のシステムを利用します)。以下のサイトから参加申込を行っていただくことが可能です。
>>http://www.kokuhoken.or.jp/form/jpao/meet44/
●第44回大会参加申込に関するお問い合わせ先
〒170-0003 東京都豊島区駒込1-43-9
(一財)口腔保健協会 コンベンション事業部内 日本臨床矯正歯科医会事務局
Tel:03-3947-8761/Fax:03-3947-8873
体のバランスを整えてケガをなくしたい!そのために始めた矯正歯科治療
体のバランスを整えてケガをなくしたい!そのために始めた矯正歯科治療
■宮里優作さんって、どんな人?
ゴルフファンには説明するまでもありませんが、まずはプロフィールからご紹介しましょう。”宮里3兄妹”の次男として1980年に沖縄で生まれた宮里優作さんは、父・優さんの指導のもと3歳からゴルフを始め、ジュニア時代から数々のタイトルを獲得してきました。その腕前は高く評価され、東北福祉大学時代は日本アマチュアゴルフ選手権、日本学生ゴルフ選手権で優勝するなど圧倒的な強さをみせ、なんとプロトーナメントにおいても出場4試合連続でトップ10に入った実績も。
その後、2003年にプロデビュー。しかし、1年目からシードこそ手にするものの、約10年間なかなか優勝には届きませんでした。
そうした中、宮里プロは2011年2月からの1年半、矯正歯科治療を受けることに。
プロゴルファーとして、今に続く輝きを放ち始めたのは、治療を終えた直後から。印象的なのが、2013年の「JTカップ」での初優勝です。最終18番のロブショットがカップへと吸い込まれた瞬間、感極まって号泣する姿を覚えている方も多いのではないでしょうか。
その後、翌2014年には開幕戦で2勝目を挙げ、年をまたいでの国内連勝を達成。2015年にもシーズン1勝し、賞金ランクでも2位に。さらに、今年からは選手会会長に就任するなど、国内男子ゴルフ界のリーダーとして注目されているのです。
こうしてみると、矯正歯科治療の前と後でゴルファーとしての活躍ぶりが大きく変化していることがわかります。宮里プロは矯正歯科治療をどのような思いで始めたのか、そしてご自身としては、治療後の変化をどう感じているのか―。
じっくりとお話をうかがいました。
Qまず、矯正歯科治療を始めたきっかけを教えてください
宮里僕はもともと歯が丈夫で、これまでむし歯ができたことは一度もありません。ただ、歯科医院には定期的に通ってメンテナンスを受けていました。そんな僕が矯正歯科治療を始めたのは、2010年にかかりつけの一般歯科医に「一度、治療を考えてみては?」とすすめられたのがきっかけです。以前から、咬み合わせの悪さが気になっていたこともあって、一般歯科医が紹介してくれた矯正歯科医にくわしく説明を受けたうえで治療に踏み切りました。
富永信頼できるかかりつけの一般歯科医から信頼できる矯正歯科医を紹介してもらったというのは、すごくいい方法ですね。ちなみに、咬み合わせが気になっていたということですが、矯正歯科治療を受けたいというお気持ちは以前からおありだったんですか?
宮里いえ、具体的に受けたいとまでは思っていませんでした。ただ、当時ケガが多くて、自分の体のバランスをもっと整えたいとは感じていたんです。そんなときに、矯正歯科医からスポーツをするうえで咬み合わせは大切だということ、咬み合わせが安定しないとケガに直結することなどの説明を受けて、プロとして常に最高のコンディションを保ちたいし、そのためにできることなら何でもやりたいと思っていたので、迷いなく始めることにしました。
Qもともとは、どんな歯並びだったのでしょう?
宮里治療前は、上の2番目の歯(側切歯)2本が中に入り込んでいました。そのせいか、歯を噛みしめたときに奥歯に隙間ができたり、前歯に強く力がかかったり。口の中の力の伝わり方がアンバランスな状態でした。自分の体をコントロールするには、もっと力がうまく伝わる状態でなければいけないので、治療して安定した咬み合わせを手に入れることでケガを防ぎたいという思いが強かったですね。
富永なるほど。では、宮里プロは矯正歯科治療について、ある程度はご存知だったんですね。
宮里いえ、当時は専用の器材を歯につけて動かしていく、くらいの知識しかありませんでした(笑)。ただ、妻が一足先に同じ矯正歯科医のもとで治療を受けることになったので、「じゃあ一緒にやろう」と。
Q治療するにあたって不安などは特にありませんでしたか?
宮里矯正歯科の先生からさきほどお話したような説明を受けたあと、X線写真を撮って、治療の流れや期間の説明もきちんと受けたので、特に不安は感じませんでしたね。僕の場合、ツアーで国内外を移動するので、定期的な通院がどうしてもできない可能性があったのですが、先生が「来られるときに来ていいですよ」と言っていただけたのも、ありがたかったです。
富永治療前にきちんとした精密検査を行い、説明に納得したうえで治療を始めるというのは基本であり、とても重要なことです。大人の場合、治療中は月に一度程度の割合で通院することになりますが、急な日程変更に対応してもらえるかどうか、治療期間中に遠方への転勤や転居が生じても転居先の矯正歯科を紹介してもらえるかどうかも、事前に確認しておきたい点です。限られた日時にしか矯正歯科医がいない医院は、そのあたりの対応がよくないかもしれません。常勤として矯正歯科医がいるところを選ぶことが大切ですね。
★次のページでは、積極的に楽しんだ治療期間についてご紹介!
矯正装置を積極的に見せて前向きに楽しんだ治療期間
Q治療中は、いかがでしたか?
宮里事前に、歯が動く痛みは多少あると先生から聞いていましたが、僕の場合、まったく痛みはなく、むしろ治療を楽しんでいました。治療中に使うカラーのゴム(カラーモジュール)も、妻と一緒にあえてカラフルなものを選んだりして。通院してゴムの色を変えた日は、家に帰ると子どもたちが喜んでくれるんですよ(笑)。ですから、装置を外すときは寂しい気がしたくらいです。
富永治療に対する前向きなお言葉を聞くと、我々としてはうれしいですね。宮里プロのように、最近は矯正歯科治療を恥ずかしがらずにポジティブな態度で受ける方が増えてきました。ただその一方で、やはり装置は目立たせたくないという方もいらっしゃいます。そうした患者さんの多様なニーズに応えるために、今はさまざまなタイプの装置が揃っています。自分がどういう治療をしたいかを主治医と相談しながら、使う装置を決めていくのがいいでしょう。
カラーのゴム(カラーモジュール)
矯正歯科治療で使う器具の一つで、ブラケットにワイヤーを固定するために使われる小さな輪ゴム。ブラケットをつけている間は通院のたびにつけ替えることに。カラーモジュールにはピンクやグリーンなど、カラフルな色が揃っている。
Q宮里プロはよく海外に行かれますが、日本と海外とでキレイな歯並びへの意識の違いは、お感じになりますか?
宮里感じますね。特に、アメリカはもはや矯正歯科治療は当たり前という感覚です。治療をすることで見た目を改善するというのもありますが、歳をとっても自分の歯で噛んで食べるために歯を治すという文化が根づいています。僕もその影響を受けたのか、矯正装置を見せることへの抵抗はまったくありませんでした。だからこそ、やるなら楽しもうと。
富永矯正歯科治療に限らず、何事にも積極的に前向きに行うということは、競技に対する姿勢だけでなく、人生に対する姿勢にも表れそうですね。
Q矯正歯科治療を受けて、心身にどんな変化がありましたか?
宮里僕はプロデビューしてから11年近く優勝できなかったのですが、矯正装置を外した翌年から優勝するようになり、成績も毎年上がっています。それと、やはりケガが少なくなりました。ケガが少ないということは、年間を通してパフォーマンスを維持できるわけですから、プロの証ともいえます。それが今の自分の”強み”になっていますね。治療をして本当によかったと心から思っています。
富永素晴らしいですね。ほかに、咬み合わせを改善したことで身体機能にはどのような影響がありましたか?
宮里まず、歩き方が変わりました。以前は首が少し前に出るクセがあったのですが、治療後は自分のニュートラルポジションにすぐに入れるようになり、きちんとした姿勢で無理なく歩けるようになったと思います。
富永ゴルフはたくさん歩くスポーツですからね。
宮里そうですね、1週間で50㎞は歩きます。それだけに、歩行時の体のバランスやスピードはとても大切なんです。治療前から歩き方のトレーニングは受けていたのですが、以前は意識していないとニュートラルなポジションに入れなかったのが、自然にできるようになったことは、すごく大きな変化点ですね。
★次のページでは、子どもの歯並びへの意識についてご紹介!
治療を通して子どもの歯に、より意識が向くように
Q一緒に治療した奥様には、どんな変化があったと思われますか?
宮里いちばんの変化は表情が明るくなって、よく笑うようになったということでしょうか。やはり、笑ったときに歯並びに自信があるのは、女性としての強みですね。僕自身も同じで、初優勝が治療後でよかったと思っています(笑)。写真に撮られるとき、歯並びがいいほうが断然印象がいいですから。妻は今でもテレビに映る僕を見て、「矯正してよかったね」と言ってくれますよ。
富永スポーツなどで活躍する方は、海外の人にとっては”日本の顔”であって、子どもたちにとってのお手本でもあります。それだけにキレイな歯並びと笑顔で写真に登場することは、歯並びに悩んでいる人や自信のない人に大きな影響力を持ちます。宮里プロのように、治療を公言して前向きに取り組むことは、一つの社会貢献だと思いますね。
Q装置がとれた今も、矯正歯科には通われていますか?
宮里はい、2カ月に一度くらいの割合で矯正歯科に行っています。リテーナーも、夜にはちゃんとつけて寝ていますよ。妻も今は装置がはずれていますが、矯正歯科には定期的に通っています。
富永矯正歯科治療で一度歯並びが整っても、その後の保定期間を怠ると歯は元あった位置に戻ろうとしますから、これからもリテーナーはぜひお続けください。
リテーナー
矯正装置を外した後に動かした歯を理想的な位置で安定させるためにつける装置。リテーナーをつける期間を「保定期間」と呼び、その間は3カ月~6カ月に一度の通院となる。
Q宮里プロのお子さんは今、何歳ですか?
宮里上が8歳、下が4歳です。
富永7~8歳は前歯が永久歯に生えかわる頃で、ちょうどむし歯ができやすい時期なので、きちんとした歯みがきを習慣づけることが大切ですね。
宮里そうですね。治療を受けたことで息子たちの歯にもより意識が向くようになり、家にいるときは僕が子どもたちの歯みがきをしています。
富永いいお父さんですね!
宮里ありがとうございます。実は、僕が小さい頃、母がよく歯みがきをしてくれたんです。これまでむし歯が1本もないのは、そのおかげだと思っているので、自分の子どもにも同じことをしてあげたいなと。子どもたちも、僕や妻を見ていて矯正歯科治療にいいイメージがあるようで、上の子は自分から「いつ治療できるの?」なんて言っています(笑)。きっと、早くカラーゴムをつけたいんだと思います。
Qお子さんの歯並びで、気になることはありますか?
宮里家では子どもの歯みがきをしたり、口の中をよくチェックしたりして、自分なりに気にかけていますが、歯磨き以外で小学生低学年のうちに気をつけるべきポイントがあるのかが知りたいですね。
富永まず、そのくらいの時期になると、歯並びに関する問題がハッキリしてきます。咬み合わせや歯並びが気になる場合は、一度、かかりつけの歯科医や矯正歯科医のもとを訪ねておくとよいでしょう。なかには、一見問題ない歯並びでも専門の歯科医のもとで検査を受けることで、将来生えてくる永久歯の数が少なかったり、多すぎたりという問題がわかる場合もあります。矯正歯科では検査のために、セファログラムという頭部のX線写真を撮ることもあります。必要に応じて専門の医療機関に相談するといいですよ。
宮里わかりました。
富永それから、乳歯のむし歯は生えかわるから平気だと言う方がいますが、決してそんなことはありません。子どもの歯のむし歯は永久歯の咬み合わせに大きな影響を与えるので注意していただきたいですね。それにしても、子どもの口の中を見たり指導したりする父親は、そうそういないと思います。ご自身の体験から歯並びの大切さを理解されているので、ツアーでお忙しい中でもそれができるんですね。
宮里いえいえ、そんなに大それたことではなく、ふだん仕事で家を空けることが多いので、せめて自宅にいる間はという気持ちです(笑)。あとは、母親から受けたことを引き継ぎたいという気持ちもあります。すこやかな歯は、やはり大切ですから。
セファログラムとは?
矯正歯科で用いる、一定の規格で撮影された頭部のX線写真。セファログラムを撮影することで、上下のあごの大きさや形、前歯の傾きなどがチェックできる。矯正歯科治療の検査には不可欠なもの。
★次のページでは、ゴルフにかける思いについてご紹介!
これまでの人生で得たことを次の世代へと引き継ぎたい
Q宮里プロにとって、よい歯並びはどんな意味を持ちますか?
宮里口は食事をとる際の入口で、人間が生きるうえで必要不可欠な器官のひとつです。そこに整った歯並びがあれば、しっかりものが噛めるので、いい咬み合わせは健康にもつながるんじゃないかと思いますね。
富永そうですね。実は、8020達成者を調べた結果、受け口や開咬(奥歯をかみ合わせても上下の前歯の間に隙間ができる状態)の人は一人もいなかったという調査結果が東京歯科大学から出ているんですよ。これは言い方を変えると、咬み合わせがしっかりしていると、年齢を重ねても自分の歯で食事ができる、ということです。
宮里いいですね。「芸能人は歯が命」といいますが、芸能人じゃなくてもよい歯並びは自分らしく生きるうえで大事なんですね。僕自身、治療して安定した咬み合わせのよさを実感しているので、そのことを子どもや孫の代まで伝えていきたいと改めて思います。
8020(ハチ・マル・ニー・マル)達成者
1989年より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動のこと。20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われている。そのため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動が始まった。
日本の達成者の割合は38.3%(2011年)となっている。
Q今、ジュニア選手の育成をされていますが、指導するうえで大切にしていること、次世代に引き継ぎたいことは何ですか?
宮里運動能力は見た目でわかりますが、練習次第で伸ばすことができます。ですから、親御さんには個性に合った伸ばし方をすすめるようにしています。また、子どもの頃は技術よりもゴルフの楽しさやマナーをきちんと学ぶことが大事だと思うので、その部分をしっかりと根づかせたいですね。
富永その意識は歯科分野とも共通しますね。我々としては、子どものときは好き嫌いなくいろんなものを食べて、歯をみがくという生活のルールやマナーを身につける時期だと考えています。その後に矯正歯科医のもとを受診して、問題がある場合はその子に合った治療開始時期や治療方法を選択する。我々専門家としては子どもを長い目で見て、その時々に必要なことをきちんとアドバイスすることが大切だと思っています。
宮里確かに、その通りですね。「いいものはいい」とまわりの大人が教えてあげないと、何がよくて何が悪いのか、子どもは自分で判断できなくなってしまいます。特にゴルフは審判のいないスポーツですから、自分が自分の審判となり、状況を判断して進まねばなりません。そのためにも判断の基準を教えることが大切になります。自分が親からしてもらったように、僕自身、これまでの人生で学んだことは、次の世代に引き継いでいくつもりです。
富永これからも応援しています。今日は素晴らしいお話をありがとうございました。
★おわりに――
整っていく歯並びを楽しみながら前向きに治療を受けた宮里プロ。そのお話から矯正歯科治療とは単に見た目を整えるだけではなく、心と体の両面にプラスの影響を与えるものだということがわかります。そして、安定した咬み合わせは人生の可能性を開くものだということも。治療を機に、力強く前進する宮里プロの今後のさらなるご活躍に期待しています!
宮里優作さん公式サイト
http://yusakumiyazato.com/
2016.11.15 「月刊ジュニアエラ」2016年12月号に記事広告が掲載されました
「月刊ジュニアエラ」2016年12月号に記事広告が掲載されました。
日経プラス1にプロゴルファー宮里優作選手との対談記事が掲載されました
第12回「ブレスマ」入賞作品発表
「第12回ブレーススマイルコンテスト」最終選考投票期間は終了いたしました。
最終選考へのご協力、ありがとうございました。
矯正歯科治療中の方を対象にした笑顔のフォトコンテスト「第12回 ブレース スマイル コンテスト」(主催:公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会、日本歯科矯正器材協議会)の受賞作品が決定しました。
本コンテストは、矯正歯科治療中の方がより前向きに治療に取り組んでいただくことを目的として、日本臨床矯正歯科医会が2005年より実施しています。
今回は「ただいま矯正治療中! とっておきの笑顔」というテーマのもと、全国からたくさんの方々にご応募いただきました。
一次審査の結果、310作品の中から11作品が入賞作品として選ばれました。
さらに、ここから最終選考として、みなさまの投票によって最優秀賞をはじめとする各受賞作品が決定しました。
最優秀賞『地震なんかに負けないぞ』 掛須 悠由さん(熊本県在住)

熊本地震後に自宅前で撮影。被害は大きかったけど歯並びも街並みも綺麗にする事を目標に兄妹で力を合わせてニッコリ笑顔で頑張るぞ。
優秀賞『夏のアスレチック』 小木戸 胡春さん(広島県在住)

治療を始めた頃は心配も多かったですが、とても前向きに頑張っています。大声でよく笑う子です。
優秀賞『自慢の矯正装置』 飯伏 莉沙さん(大阪府在住)

コンプレックスだったわたしの歯並びを綺麗にしてくれた、自慢の矯正装置。最初は抵抗があったけれど、いつの間にか人の目が気にならなくなりました。今では夢の国でだって、大きく口を開けて笑えます!
大会賞『自慢の笑顔』 村上 のの子さん(千葉県在住)

矯正治療を始めて2年以上経ちました。写真を見て振り返ると、きれいな歯並びになったと感じます。自分の笑顔と歯を見ると嬉しくて、鏡を眺めることが日課になっています。治療が終わる日がとても楽しみです。
第12回「ブレスマ」入賞作品
01 作品タイトル:「自慢の矯正装置」
R.Iさん(22歳)
●応募コメント:コンプレックスだったわたしの歯並びを綺麗にしてくれた、自慢の矯正装置。最初は抵抗があったけれど、いつの間にか人の目が気にならなくなりました。今では夢の国でだって、大きく口を開けて笑えます!
02 作品タイトル:「お手入れはしっかりと!」
C.Nさん(33歳)
●応募コメント:ずっとコンプレックスだった歯並びですが、ようやく矯正治療が実現!治療中でもいっぱい笑ってモリモリ食べて、寝る前は特にしっかり歯磨き。装置を外してもピカピカの歯と笑顔でいれますように!
03 作品タイトル:「目指せ東京五輪」
K.Nさん(9歳)
●応募コメント:施術前はイメージだけで、親と子供共に施術することに不安でしたが、実際やってみると、こんなに簡単にできるんだといった感じです。歯磨きのやり方もすぐに慣れていまでは全く気にならなくなりました!歯並びと笑顔についてのコメント:笑顔で人の見た目の印象が変わります。歯並び悪い人といい人の笑ったときのさわやかさは初対面で会った人はその後のイメージを左右すると言っても過言ではないと思います。また歯並びは噛み合わせなどにも影響し、スポーツ選手にとっては、致命的であることから、矯正の必要性はかなり高いものだということがわかります。
04 作品タイトル:「華の女子高生!!」
T.Uさん(15歳)
●応募コメント:最初は矯正器具をつけている自分の姿を見られるのが嫌だったけど、今では自満するように笑顔で見せています。おかげで、教室でも部活でも毎日楽しく過ごせています。これからもキレイな歯並びになるのを楽しみに、勉強も部活も頑張ります。
05 作品タイトル:「仲良し3人組でビックスマイル」
R.Sさん(32歳)
●応募コメント:仲良し同期3人組で始めた矯正。矯正では時々痛む、歯に物が挟まる、歯ブラシが大変など不便な事もあるけど、徐々にキレイになってく歯を見ると嬉しくなります。今では自信を持ってビックスマイル出来る日を心待ちにしてます。
06 作品タイトル:「地震なんかに負けないぞ」
Y.Kさん(11歳)
●応募コメント:熊本地震後に自宅前で撮影。被害は大きかったけど歯並びも街並みも綺麗にする事を目標に兄妹で力を合わせてニッコリ笑顔で頑張るぞ。
07 作品タイトル:「野球も矯正も頑張ってます‼」
J.Hさん(8歳)
●応募コメント:息子は、奥歯の乳歯が早く抜けてしまったのと、若干受け口気味な事もあり治療を始めました。息子は野球をやってますので奥歯は踏ん張るのに大事ですし、シャイな息子は、はにかんだ笑顔が特徴なので矯正中も沢山、その笑顔を見せて欲しいです。父としてはいつの日か息子が治療を終えて、野球で日焼けした肌に真っ白いキレイな歯で笑える日が来ることを願っております。
08 作品タイトル:「おそろいスマイル」
M.Aさん(28歳)
●応募コメント:矯正を始めるか迷っていることを彼に話したら、彼もやってみたいと。遠距離ですが、お互いに矯正の近況報告しながら、励まし合いながら頑張っています!最高の笑顔で結婚式を挙げたいです!
09 作品タイトル:「3兄弟」
K.Hさん(15歳)
●応募コメント:初めは、した方がいいいのか、はっきり分からなかったけど、年を経るにあたり、少し手間に思ったりもしましたが、良い歯並びになるのが目に見えてみえ、治療前のままだったらと思うと、唇もきちんと閉じるし、りすの様にもなってないので、本当によかったです。
10 作品タイトル:「夏!スマイル!」
Y.Kさん(13歳)
●応募コメント:矯正治療を始めて2年が経ちました。目に見えてキレイになっていく自分の歯。鏡を見るのが嬉しくて仕方ありません。ブラケットを付けていても、この自信の笑顔!痛い時もあるけれど、キレイな歯並びの為に、月一回の治療を頑張っていこうと思います。
11 作品タイトル:「夏のアスレチック」
K.Kさん(13歳)
●応募コメント:治療を始めた頃は心配も多かったですが、とても前向きに頑張っています。大声でよく笑う子です。
お問合せ先
共同ピーアール株式会社 PRアカウント本部4局 担当:大須賀、北条
電話:03-3571-5238
トレンドウォッチにプロゴルファー宮里優作選手のインタビュー記事が掲載されました
体のバランスを整えてケガをなくしたい!そのために始めた矯正歯科治療
■宮里優作さんって、どんな人?
ゴルフファンには説明するまでもありませんが、まずはプロフィールからご紹介しましょう。”宮里3兄妹”の次男として1980年に沖縄で生まれた宮里優作さんは、父・優さんの指導のもと3歳からゴルフを始め、ジュニア時代から数々のタイトルを獲得してきました。その腕前は高く評価され、東北福祉大学時代は日本アマチュアゴルフ選手権、日本学生ゴルフ選手権で優勝するなど圧倒的な強さをみせ、なんとプロトーナメントにおいても出場4試合連続でトップ10に入った実績も。
その後、2003年にプロデビュー。しかし、1年目からシードこそ手にするものの、約10年間なかなか優勝には届きませんでした。
そうした中、宮里プロは2011年2月からの1年半、矯正歯科治療を受けることに。
プロゴルファーとして、今に続く輝きを放ち始めたのは、治療を終えた直後から。印象的なのが、2013年の「JTカップ」での初優勝です。最終18番のロブショットがカップへと吸い込まれた瞬間、感極まって号泣する姿を覚えている方も多いのではないでしょうか。
その後、翌2014年には開幕戦で2勝目を挙げ、年をまたいでの国内連勝を達成。2015年にもシーズン1勝し、賞金ランクでも2位に。さらに、今年からは選手会会長に就任するなど、国内男子ゴルフ界のリーダーとして注目されているのです。
こうしてみると、矯正歯科治療の前と後でゴルファーとしての活躍ぶりが大きく変化していることがわかります。宮里プロは矯正歯科治療をどのような思いで始めたのか、そしてご自身としては、治療後の変化をどう感じているのか―。
じっくりとお話をうかがいました。
Qまず、矯正歯科治療を始めたきっかけを教えてください
宮里僕はもともと歯が丈夫で、これまでむし歯ができたことは一度もありません。ただ、歯科医院には定期的に通ってメンテナンスを受けていました。そんな僕が矯正歯科治療を始めたのは、2010年にかかりつけの一般歯科医に「一度、治療を考えてみては?」とすすめられたのがきっかけです。以前から、咬み合わせの悪さが気になっていたこともあって、一般歯科医が紹介してくれた矯正歯科医にくわしく説明を受けたうえで治療に踏み切りました。
富永信頼できるかかりつけの一般歯科医から信頼できる矯正歯科医を紹介してもらったというのは、すごくいい方法ですね。ちなみに、咬み合わせが気になっていたということですが、矯正歯科治療を受けたいというお気持ちは以前からおありだったんですか?
宮里いえ、具体的に受けたいとまでは思っていませんでした。ただ、当時ケガが多くて、自分の体のバランスをもっと整えたいとは感じていたんです。そんなときに、矯正歯科医からスポーツをするうえで咬み合わせは大切だということ、咬み合わせが安定しないとケガに直結することなどの説明を受けて、プロとして常に最高のコンディションを保ちたいし、そのためにできることなら何でもやりたいと思っていたので、迷いなく始めることにしました。
Qもともとは、どんな歯並びだったのでしょう?
宮里治療前は、上の2番目の歯(側切歯)2本が中に入り込んでいました。そのせいか、歯を噛みしめたときに奥歯に隙間ができたり、前歯に強く力がかかったり。口の中の力の伝わり方がアンバランスな状態でした。自分の体をコントロールするには、もっと力がうまく伝わる状態でなければいけないので、治療して安定した咬み合わせを手に入れることでケガを防ぎたいという思いが強かったですね。
富永なるほど。では、宮里プロは矯正歯科治療について、ある程度はご存知だったんですね。
宮里いえ、当時は専用の器材を歯につけて動かしていく、くらいの知識しかありませんでした(笑)。ただ、妻が一足先に同じ矯正歯科医のもとで治療を受けることになったので、「じゃあ一緒にやろう」と。
Q治療するにあたって不安などは特にありませんでしたか?
宮里矯正歯科の先生からさきほどお話したような説明を受けたあと、X線写真を撮って、治療の流れや期間の説明もきちんと受けたので、特に不安は感じませんでしたね。僕の場合、ツアーで国内外を移動するので、定期的な通院がどうしてもできない可能性があったのですが、先生が「来られるときに来ていいですよ」と言っていただけたのも、ありがたかったです。
富永治療前にきちんとした精密検査を行い、説明に納得したうえで治療を始めるというのは基本であり、とても重要なことです。大人の場合、治療中は月に一度程度の割合で通院することになりますが、急な日程変更に対応してもらえるかどうか、治療期間中に遠方への転勤や転居が生じても転居先の矯正歯科を紹介してもらえるかどうかも、事前に確認しておきたい点です。限られた日時にしか矯正歯科医がいない医院は、そのあたりの対応がよくないかもしれません。常勤として矯正歯科医がいるところを選ぶことが大切ですね。
★次のページでは、積極的に楽しんだ治療期間についてご紹介!
「キッズの歯並び わくわくBOOK」が発刊されました
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キッズの歯並び わくわくBOOK 監修:日本臨床矯正歯科医会 \952(税抜) |
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Hello! Smiles 今からはじめるおとなの矯正歯科治療 矯正歯科医会監修 \1,000(税込) |
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ONE STEP BEYOND! ブレーススマイル コンテスト10周年 記念ブック 矯正歯科医会監修 |
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歯並びと咬み合わせ のガイドブック 矯正歯科治療の 正しい理解のために 矯正歯科医会編集 |
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日本臨床矯正 歯科医会雑誌 矯正歯科医会編集 |
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しあわせは、きれいな歯並びから Good smile,Good life 矯正歯科医会 神奈川支部編集 |
熊本地震で被災された矯正歯科治療中の患者さんへ
―装置の故障等でお困りの際は当会所属診療所で応急処置ができます―
公益社団法人日本臨床矯正歯科医会
被災された皆様にお見舞い申し上げます。
矯正歯科専門開業医の全国組織である公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会(会長:富永雪穂)は、熊本地震で被災された矯正歯科治療中の方を対象として、装置の故障等で応急処置を希望する場合に当会所属診療所にて対応可能であることをお知らせいたします。ご遠慮なく会員診療所までご連絡ならびにご相談ください。
日本臨床矯正歯科医会会員の診療所のリスト
http://www.jpao.jp/search/
第12回ブレース スマイル コンテスト 作品募集
2015年5月26日
矯正歯科治療中の方を対象にした笑顔のフォトコンテスト
「第12回 ブレーススマイルコンテスト」開催!
~募集期間:2016年6月1日(水)~8月31日(水)/テーマ:『ただいま矯正治療中! とっておきの笑顔』~
今年から、台湾でも「ブレーススマイルコンテスト」が開催されます!
公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会
矯正歯科専門開業医の全国組織である日本臨床矯正歯科医会(会長:富永雪穂)は、矯正歯科治療中の方を対象とした笑顔のフォトコンテスト「第12回ブレース スマイル コンテスト」を実施、本年6月1日(水)から8月31日(水)まで作品の募集を行います。応募された作品の中から本年10月に入賞12作品(予定)を選出し、12月に各受賞者を発表します。
本コンテストの今年のテーマは『ただいま矯正治療中! とっておきの笑顔』です。矯正歯科治療でキレイな歯並びになっていく皆さんの”とっておきの笑顔”を募集します。
同コンテストは、矯正歯科治療中の方がより前向きに治療に取り組んでいただくことを目的として、日本臨床矯正歯科医会が2005年より実施し、今年で12回目になります。昨年は全国から402点と非常に多くの作品が寄せられました。
さらに本年2月24日には、当本会と台湾の矯正専門開業医の団体「Taiwan Association of Orthodontists」(略称:TAO)との間で「ブレーススマイルコンテスト」の商標使用許諾契約を締結、昨年の韓国に続き台湾でも「ブレーススマイルコンテスト」が開催されています。
なお、本コンテストでは最優秀賞、優秀賞受賞者には賞金と、副賞として東京ディズニーリゾート1デーパスポート2日分(ペア)と東京ディズニーリゾートギフトカード5万円分を贈呈いたします。その他入賞者全員にQUOカード5000円を贈呈いたします。募集要項については、別紙をご参照ください。
![]() 第11回 最優秀賞 「夏はやっぱりスイカだね~」 |
![]() 「ブレーススマイルコンテスト」 商標使用許諾契約調印式の模様 左 TAO リウ会長、 右 日本臨床矯正歯科医会 富永会長 |
※過去の受賞作品の写真がご入り用の方は、下記までお問い合わせください。
公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会
(広報代行)共同ピーアール株式会社 PRアカウント本部4局 担当:北条、大須賀
電話 03-3571-5238 FAX 03-3571-5360
『第12回ブレース スマイル コンテスト 募集要項』
テーマ | 『ただいま矯正治療中! とっておきの笑顔』 |
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募集期間 | 2016年6月1日(水)から8月31日(日) ※締切日必着 |
応募条件 | 応募者は矯正歯科治療中の方で、作品には応募者本人のブレース(矯正装置)がはっきり写っていること。応募者お一人につき作品は1点のみとし、被写体は複数人数可ですが、受賞の対象は応募者のみとなります。 ※複数名でのご応募は不可とします。 |
応募方法 | デジタル写真データ、または、プリント写真
<デジタル写真データの応募方法> <プリント写真の応募方法> 【必要事項】 【郵送先】 |
各賞 | ※ご応募いただいた作品から入賞12作品(予定)を選出後、下記の各賞を選考します。 ★最優秀賞(1名) ★優秀賞(2名) ★大会賞(1名)、他 |
賞金 | ★最優秀賞 (1名) 賞金5万円と副賞(東京ディズニーリゾート1デーパスポート2日分(ペア)+東京ディズニーリゾートギフトカード5万円分) ★優秀賞 (2名) 賞金3万円と副賞(最優秀賞と同じ) ★入賞者全員にQUOカード5000円を贈呈します。 |
受賞者発表 | 2016年10月に日本臨床矯正歯科医会ホームページ等で入賞12作品を発表予定 2016年12月に日本臨床矯正歯科医会ホームページ等で各賞発表予定 (日本臨床矯正歯科医会ホームページ http://www.jpao.jp) ※12月の各賞発表後、最優秀賞、優秀賞、大会賞受賞者の皆様には、2017年2月実施予定の表彰式へのご招待のご連絡をさせていただきます。またその他の受賞者の皆様にもご招待のご連絡をさせていただく場合がございます。 |
注意事項 |
※応募作品(写真タイトル、応募コメントを含む)の使用及び著作権は日本臨床矯正歯科医会に帰属し、本会の書籍などの出版物やウェブサイト、PR・プロモーションのために使用させて頂くことがありますので、あらかじめご了承ください。なお、応募作品は返却いたしません。 ※応募作品を本会の出版物やウェブサイト、PR・プロモーション活動等に使用する場合、必要に応じ画像のトリミングや色調の補正等の加工を行う場合があります。 ※第三者の権利(著作権、肖像権など)を侵害する作品は応募できません。応募作品に著作権や肖像権の問題が発生しましても、本会はその一切の責任を負わないものとし、その責任・解決はすべて応募者に帰属するものとします。 ※入賞作品(写真タイトル、応募コメントを含む)は、本会の広報発表資料や主催する催し、広報誌や作品集等の出版物、ポスター・チラシ、ウェブサイト等で使用する場合があります。また、入賞作品(写真タイトル、応募コメントを含む)は、本会が認めるメディア等に提供することがあります。作品の使用にあたっては、入賞者の氏名や年齢、居住都道府県の表示を行う場合があります。 ※応募に関する個人情報は、本コンテストに関連する業務(賞の発表や連絡を含む)、ウェブサイトや書籍等へのご協力を確認する連絡以外には使用いたしません。 |
主催 | ・公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会 ・日本歯科矯正器材協議会 |
問い合わせ先 | 日本臨床矯正歯科医会 第12回ブレーススマイルコンテスト応募事務局 E-mail:brace-smile@jpao.jp ブレーススマイルコンテスト ホームページ:http://www.jpao.jp/smile/ |
第11回「ブレース スマイル コンテスト」受賞者インタビュー
まずは、表彰式までの舞台裏をご紹介しましょう
■全国から集まった402点のブレーススマイルを厳正に審査
会議室の長テーブルの上にずらりと並んでいるのは、矯正装置(ブレース)をつけた笑顔の写真の数々。その一つひとつを矯正歯科医をはじめ、歯科関係団体や養護教諭団体からの外部審査員の方々が、真剣なまなざしで見つめています。そして、口々に「この笑顔! かわいいわねえ」、「この写真は素晴らしいですね!」などと微笑んだり、感心したり……。
これは2015年10月8日(木)に行われた、「ブレース スマイル コンテスト(以下、ブレスマ)」の1次審査のひとコマです。
「ブレスマ」とは、その名のとおりブレースをつけて矯正歯科治療をしている人たちのスマイルフォトの公募展のこと。第11回目を迎えた今回は、”見て!私の歯、私の笑顔”というテーマのもと、全国の5歳から58歳までの幅広い年齢層から、昨年の379点を上回る402点もの作品が寄せられました。
1次審査では、それら全作品をくまなく見たうえで、作品の絞り込みを行います。写真を見て、その写真に添えられたコメントを読んで、さらにもう一度写真を見て……。バラエティ豊かなスマイルフォトはどれも甲乙つけがたく、毎度のことながら選考会は、先生たちにとってうれしくもあり悩ましくもあるよう。今回も当初の時間を超えつつ、ようやく12作品が選ばれました。
そしてその後、11月に福岡で開催された日本矯正歯科学会大会の会場での2次審査を経て、ついに受賞作品が決定したのです。
■きめ細かな打ち合わせを経て、いざ表彰式へ!
日にちは変わり、2016年2月24日(水)。
いよいよ第11回「ブレスマ」の表彰式当日がやってきました。開催場所は、JR「長野」駅に隣接したホテルメトロポリタン長野。
ホテルに入り、会場に近づくと……。今回の受賞作品が大きく貼り出されています。
(その一つひとつについては後ほどじっくりご紹介することにいたしましょう)
表彰式のスタートは午後1時30分からの予定ですが、運営にあたる矯正歯科の先生たちは映像や照明のチェック、全体の進行確認、通しのリハーサルなど、やるべきことがたくさん。スタッフ控え室では、朝から本日の進行について最終的な打ち合わせが行われていました。
一方、受賞者の皆さんも午前11時には控え室に続々とご到着。少し緊張した面持ち? いえいえ、今回はなんだか皆さんリラックスモードです。
今年は学校の期末試験と重なったということで、残念ながら2組の受賞者がご欠席となりましたが、そのかわり、表彰式では例年にはない”サプライズな演出”が用意されました。
さて、その中身とは……!?
★次のページでは、第11回「ブレスマ」コメント賞、審査員特別賞、
優秀賞1作品目をご紹介!
第11回「ブレース スマイル コンテスト」受賞者インタビュー
壇上から、そしてスクリーンから輝く笑顔が会場にあふれました
■世界へ広がる「ブレスマ」。これからは台湾でも開催へ
午後1時30分。いよいよ表彰式の始まりです。
まずは日本臨床矯正歯科医会の会長である富永雪穂先生のごあいさつ。その後は調印式。昨年の韓国に続き、台湾国内でも「ブレース スマイル コンテスト」が開催されることが決まったのです。
日本、韓国、台湾とアジア圏で着実に広がる「ブレスマ」。そのうち国境を越えての国際コンテストの開催なども、もしかしたら夢ではないかもしれませんね!
■第10回から引き継がれた「ブレスマ」のバトン
調印式の後は、歴代最優秀賞受賞者の作品紹介。続いて昨年、第10回 最優秀賞を受賞した東京都在住の飯野正太郎くん・優衣ちゃんからの、こんな応援メッセージが紹介されました。
仲よくマスクをつけた二人の写真を覚えている方も多いのでは? キュートな笑顔が印象的な正太郎くんと優衣ちゃん、素敵な応援メッセージをありがとうございます。
■コメント賞は、愛知県在住の梅本さおりさん
さて、ここからは受賞者の表彰です。
まずはコメント賞。スクリーンに、産まれたばかりのお子さんへの愛情を表現した梅本さおりさんのコメント『大好き!大好き!! 』が大きく映し出されると、あたたかい拍手が起こりました。
矯正歯科治療を受けている梅本さんだからこそ、お子さんに歯並びの大切さを伝えていけるのですね。
梅本さん、受賞おめでとうございます!
■審査員特別賞は、大阪府在住の横山和也さん
続いては、審査員特別賞の発表です。
今回選ばれたのは、横山和也さん(32歳)の『Be Happy!~最高の笑顔を~』。
作品に写されているのは、披露宴での乾杯シーンの幸せいっぱいの笑顔です。見ている側も、思わず微笑んでしまう自然な表情の1枚と思いの詰まったコメントが、みごと賞に輝きました。
表彰式に奥様と一緒にお越しくださった横山さんは、ステージ中央で表彰状と大きな花束を受け取ると、にっこり笑顔に。横山さん、そして奥様、受賞おめでとうございます!
■優秀賞1作品目は、元気いっぱいの高校生コンビ、大越さんと仁平さん
そして、お次は優秀賞に選ばれた2作品の発表です。
1作品目は、富山県在住の高校生コンビ、大越咲由莉さん(17歳)・ 仁平奈穂さん(17歳)の作品『いつもの笑顔』。
学業の関係で、本日は残念ながらご欠席となったお二人に代わって、治療先である矯正歯科医院の歯科衛生士さんが賞状を受け取りました。
大越さんと仁平さんは受賞の喜びの声を直接伝えたいと、素敵なビデオレターを届けてくださいました。その元気なメッセージをご紹介しましょう。
弾ける笑顔がとっても印象的な大越さん、仁平さん、受賞おめでとうございます!
★次のページでは、第11回「ブレスマ」の優秀賞2作品目と最優秀賞をご紹介!
第11回「ブレース スマイル コンテスト」受賞者インタビュー
今回はW受賞も登場! そして、最優秀賞に選ばれたのは……!!
■長野県在住の伊野翔真くんは、優秀賞と長野大会賞のW受賞に
いよいよ表彰式は後半へと向かいます。
次は、優秀賞の2作品目です。受賞したのは、伊野翔真くん(10歳)の「仕上げ磨きby弟」。なんとこの作品は、優秀賞とともに今回の表彰式の開催地である長野にちなんで設けられた長野大会賞にも選ばれるというW受賞となりました!
まるでお母さんのようにブレースのついた歯をみがいているのは、弟くんなのですね!
みがいてもらっているお兄ちゃんの表情が、またなんともいえません。兄弟愛にあふれた微笑ましい日常のワンシーンですね。ステージの中央で表彰状と花束を受け取った翔真くん、栄えあるW受賞、おめでとうございます!
■そして、今回のトップ・オブ・「ブレスマ」の発表へ!
さて、残るは最優秀賞の発表を残すばかりとなりました。
第11回「ブレース スマイル コンテスト」最優秀賞を獲得したのは………、和歌山県在住の橋本夏果さん(13歳)の作品『夏はやっぱりスイカだね~』です!!
おいしそうなスイカを手にキュートな笑顔を見せる橋本さん。少し日焼けをした健康的な表情からは、治療をしながら毎日明るく元気に過ごしている様子が見て取れます。そのすこやかさに多くの票が集まったのでしょう。
あいにく学校の定期テストと重なったことで、橋本さんは本日ご欠席。代わりに、ビデオレターを通してキュートな笑顔と喜びのメッセージを届けてくださいました。
明るい夏果ちゃんにぴったりの作品
戸村矯正歯科クリニック 戸村博臣先生
夏果ちゃんの受賞を聞いたときは驚くと同時に、うれしさがこみ上げてきました。受賞作品は、いつも診療所でハキハキと明るく話してくれる夏果ちゃんのイメージにぴったりです。親知らずが生えるまでまだ少し時間がかかりますが、これからも気長にがんばりましょう!
橋本さん、受賞おめでとうございます!!
★次のページでは、表彰式に出席した2組の受賞者にインタビュー!!
第11回「ブレース スマイル コンテスト」受賞者インタビュー
受賞したお二人に写真に込めた想いをうかがいました!
–矯正歯科治療を受けようと思ったきっかけを教えてください
実は、高校のときも矯正歯科治療を受けようとしたのですが、僕の場合、顎変形症で治療には外科手術が伴うと聞き、また治療期間も長くかかるために断念した経緯があります。でも、自分の咬み合わせのことはずっと気になっていました。
そんな折、2010年に旅行中の事故で車いすを使う生活になり、足が動かなく、手の感覚もなくなってしまいました。最初は寝たきりで「人生終わった」と思いましたが、主治医の「完全に治る見込みは5%ある」という言葉を聞いて、気持ちが奮い立ちました。少しでも可能性があるなら、がんばろうと。それでリハビリに精を出し、退院後は思い切って一人暮らしをすることにしたのです。
矯正歯科治療を受けようと思ったのは、そんなときですね。事故後、「かむ」ことには何の問題もなかったので、動くところをきちんと機能させたいと思いました。
–矯正歯科治療を始めていかがですか?
最初はメチャクチャ痛くて、どうしようかと思いました(笑)。今も通院後の1週間ほどは痛みがありますが、それもだんだん慣れてきましたね。
治療して変わった点としては、歯みがきへの意識が高まったことです。かつてはチャチャッと済ませていましたが、今は電動歯ブラシで時間をかけてしっかりみがいていますよ。
–今は治療のどの段階ですか?
手術後にしっかり歯が咬み合うようにするための術前矯正の段階です。手術は今年中に受ける予定です。この先、治療はまだまだ続きますが、もはやブレースは自分の一部ですね。
–「ブレスマ」応募のきっかけは?
矯正歯科の先生からすすめられたのが直接のきっかけです。そして、応募作にふさわしい写真を探していて、たまたま見つけたのが2年前の披露宴の乾杯シーンでした。
事故に遭ってから、どうも引きつった笑顔の写真が多かったのですが、披露宴では心の底から笑顔になれたんです。本当に顔が疲れるくらい笑いました。そんな当時の思い出とともに選んだ1枚です。
–受賞した今のお気持ちは?
笑顔のコンテストに自分が応募できるだけでもうれしいのに、受賞できるなんて思ってもいませんでした。あのときケガをして、そこから笑顔になれて、もらえた賞だと思うと感無量です。
–最後に、横山さんにとって歯とはどんなものですか?
歯は、命に近いものですね。歯がなくなるとご飯が食べられなくなりますし、長生きしている人は、たいてい自分の歯が残っていると聞きますから。僕も自分の歯を大切にしていきます。
心からの笑顔、受賞は納得です!
中島矯正歯科 中島 健先生
横山さんは、あらゆる面において意識の高い方。治療についても、最初に外科手術を併用することになるかもしれないとお伝えすると、きちんと理解してくださいました。今回の受賞も納得ですね。賞を取りに行くような写真ではなく、心からの自然な笑顔ですから。結婚式の日だけはブレースをはずしたいという方もいる中、ブレースをつけての満面の笑みが、担当医としては本当にうれしく思います。
–矯正歯科治療を受けようと思ったのはなぜですか?
学校の歯科健診で歯の矯正が必要かもと指摘されたから。それまでは前歯が出ているなとは思っていたけど、治療は考えたことがなかったから、びっくりしました。
–矯正歯科治療を始めることについて、どう思いましたか?
自分では出っ歯は気にならなかったけど、電車とかですごい出っ歯の人を見ると、やっぱり治したほうがいいかなあと思って。装置をつける前は、痛いのかなとか、どれくらい続くのかなっていう不安がありました。
–「ブレスマ」に応募したきっかけは?
大学病院の待合室ではじめてポスターを見て、お母さんが「おもしろそうだから出してみようか」っていったのが、きっかけです。でも、なかなかいい写真が撮れなくて、締め切りの日の朝、お母さんが撮ってメールで送ったのが、あの写真です。
治療前は不安もあったけど、このコンテストを知ってから、気持ちが明るくなりました! 治療中の笑顔のコンテストってすごく楽しいし、いいと思う。
–応募作品のエピソードを教えてください
母:治療中の笑顔の写真ということで、いろんなシチュエーションで撮影したのですが、表情がよくても装置が見えていなかったり、なかなかうまくいきませんでした。それで締め切り当日になってしまって。でも、せっかくだから応募したいと思い、朝のいつもの光景を撮りました。ふだんから次男は歯みがきをしっかりするほうで、「そんなんじゃダメだよ」とお兄ちゃんを注意して、仕上げみがきをしてあげることがよくあるんですよ(笑)。
–W受賞をした今のお気持ちは?
すごくうれしいです! これからはもっとカラーゴムを楽しみたいな。次は何色にするかを考えるのが楽しいんです。ゴムの色を変えると、学校でも「色が変わったね」って女の子にいわれたりするし(笑)。これからも治療を楽しんでいきたいです。
家族で治療に協力していることがわかる1枚です
松本歯科大学病院 藤田一隆先生
翔真くんはいつも好奇心旺盛。カラーゴムを選ぶにしても、使用する装置にしても、「次はどんなの?」と治療に対して常に前向きです。今回のW受賞は、担当医としても名誉なことです。ご家族全員で矯正歯科治療に協力していることが伝わる写真であることが、何よりもありがたいですね。
受賞した皆さん、そして担当の先生、それぞれの想いを語ってくださってありがとうございました!
■最後に……
「ブレスマ」はこれからも毎年開催され、今年の夏には第12回目の応募が始まります。今、治療中の方も、これから治療を始める方も、このコンテストへの応募を、矯正歯科治療中の思い出のひとつにしてみてはいかがでしょう。
>>「ブレスマ」に関する詳細は、矯正歯科医会の公式サイトをご覧ください。
(http://www.jpao.jp/)
東日本大震災に対する支援活動
平成28年(2016年)熊本地震被害に対し熊本県に義捐金拠出のお知らせ
公益社団法人日本臨床矯正歯科医会は、熊本地震被害に接し、4月20日、
熊本県に義捐金を ¥1,000,000- 寄付致しましたことをご報告致します。
被災された矯正歯科患者さんへ —避難中の注意点—
この度の熊本地震により被害に遭われた皆様には心からお見舞い申し上げます。矯正歯科治療中の避難されている方には、当会より以下の点についてご助言申し上げます。
1.水不足で歯磨きが不十分なままであると虫歯や口内炎が起きやすくなります。空みがき後にフッ化物配合の歯磨剤を歯ブラシの半分位につけて歯磨き後に少量(約10ml)の水で1,2回30秒間すすいでください。
2.被災地では炭水化物や甘みに偏った食の問題、すなわち虫歯になりやすい食生活の問題が起きがちです。虫歯は歯の脱灰(歯が溶けること)から始まります。虫歯を予防し、進行させないために歯磨きの際にはフッ化物配合の歯磨剤の使用をお勧めします。また、可能であればより効果的なフッ化物洗口をお勧めします。フッ素イオンが低濃度でもお口のなかに存在すると歯の脱灰が抑えられます。
3.矯正歯科治療中の主治医と連絡がつかない場合で装置が壊れて困った時、避難所からの通院ができないなど治療が進まず困っている時は、当会に所属する矯正歯科診療所にまず電話で相談してみてください。当会会員の診療所は、本会HPの「お近くの会員」ページにて検索ください。あるいは、かかりつけ歯科医院があればそちらに相談することも良いでしょう。
4.遠くへ避難されていて通院が困難な時は、まず矯正歯科治療を受けている主治医に相談してみてください。助言が得られると思います。